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第31章 未来への誓い

翌日も仕事帰りにお見舞いに行く。すると今日も高い熱でうなされていた。


つらそうなところを見ていると胸が苦しくなる。


楽になるようになにかしてあげたいのに、何もしてあげられなくてもどかしい。



三年前、ソラ先輩はこういう気持ちだったんだろうか。

過去の記憶のせいで私が苦しんでいた頃、見捨てることなく傍にいてくれたあの頃。


あの時にしてもらって嬉しかったことを私もソラ先輩にしよう。


治るまでずっと……――――





ソラ先輩の入院三日目。

フェイスタオルを買って行こうと思って病院近くの雑貨屋に行ったら偶然にも理人さんと会った。


「奇遇すぎません？まさか私のスマホを勝手に使ってGPS機能とか設定してませんよね？」