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愛おしいキミに極甘な林檎を
第32章 赤い林檎と甘い拘束


やっとくれるのかと思いきやソラ先輩は私の足枷を外す。

そしてベッドから下りてクローゼットを開けてネクタイを持ってきた。


「目隠しもしてあげるよ」



「えっ、……やっ。見えない」


「見えない方が興奮するんじゃない?」


視界を塞ぐように目元にネクタイを置かれて頭の後ろで縛られる。


両手はまだ枷で繋がれていて自由に動かせないからソラ先輩が何をしようとするのか全く予想がつかない。



油断していると急にお腹を指先でなぞられた感覚がして敏感になっている体が跳ねた。


「あぁんっ……!」



「感度が良くなってるね。最初からこうすればもっと感じてダイエットに繋がったのかな」


「ソラ先輩……、どこ?」


「俺はここにいるよ」

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