この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君の瞳に映る白い花【おまけ追加しました】
第3章 揺れる枝葉
舌と舌が激しく動き絡み合い、チュ、チュ、ピチャピチャ、と音が部屋に響く。
二人の想いが解き放たれ、溢れ出た。

こんなにもやめたくないと思うキスは初めてだ。
冬子は自分でも抑えきれないほど欲情していた。
今すぐ悠に抱かれたいと思った。
それは悠も同じだった。

「俺のマンション行こう。さすがにここでこれ以上できない」

そう言いながら再びキスをし、冬子のスカートの中に手を入れ、お尻を撫で回し始めた。
ふと、頭上にある父の写真が目に入ってぎょっとする。

「ちょっと・・・・・、ごめん!」

そう言って冬子は悠から体を離して起き上がった。

「なんだよ」

悠は少しム・・・・として冬子を睨んだ。あわよくばもう少し先に進みたかったようだ。

「なんか、お父さんに見られてる気がして・・・・・」

冬子がそう言うと、悠は振り返って冬子の父の写真を見た。

「あー・・・・・」

少しきまずそうに頭を掻く。

「ちゃんと・・・・・報告しないとな」

小さく咳払いをすると、悠は写真に向かって正座した。

「お前もこいよ」

冬子は悠の隣に並んで座った。

「冬子のお父さん、えー・・・・今ご覧になっていたように、僕たちは深く愛し合っております」

冗談めかして悠が言った。冬子がひじで悠をつついた。
悠が背筋を正して真剣な眼差しを写真に向けた。

「冬子と結婚させてください」

そう言って頭を下げた。

「冬子と、冬子のお母さん、二人一緒に・・・・大切にします」

冬子は悠の綺麗な横顔を見つめた。
言葉にできないほど、嬉しかった。

「お父さん、許してくれてるかな?」

悠が冬子の手を握って尋ねた。
冬子はうん、と頷いて微笑んだ。

/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ