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私の欠けているところ
第5章 その『嘘』に俺は追い詰められ


こんなとこに住んでるのか…


初大駅は
会社からも遠く
なかなか不便そうな場所

通勤大変だろうな…


そんなことを考えながら
改札を出ると
深海さんから
LINEが届いた


『急用で全然連絡できなくて
ごめんなさい。
用は終わったんだけど
もう遅いから
このまま帰ります。
本当にごめんね』


連絡が来て
俺はとりあえず
安心したけど
深海さんが無事なのかどうか
確認したくなった
それに
俺は全然怒ってないし
気にしてないって伝えたい

それで俺は
LINEなんかじゃなく
深海さんに
直接電話をかけたんだ



「もしもし、俺
今電話大丈夫?」


「うん、大丈夫
梶谷くんごめんね私…」


「いいんだそれは
全然大丈夫だから
それより…
時ちゃん、今どこ?」


深海さんの電話から聞こえる音は
車や電車の音がうるさく
家にいる感じではなかった


「駅…ごめん
初大にいる」


「え?どこ?俺も…あっ」


初大と聞いて
携帯を持ったまま周囲を見渡すと
駅の少し向こうから
深海さんが歩いてくるのが見えた


「深海さ~ん」


「梶谷くん…」


俺の声で顔を上げた深海さんは
無茶苦茶驚き
両手で口元を抑えて
目を丸くした


「ごめん
心配で駅まで来ちゃった(笑)」


「や、やだ、どうしよう」


何がどうしようなのか分からないが
それから深海さんの様子は
どんどん
おかしくなっていった

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