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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第11章  玩具との遊戯
  


 どうしたらいいかさえももう、判らない。


「俺に跨がってお前が動け。」


 ベッドに寝転び指示を与える。


「え・・・」


「ほら、早く。」


「は、い・・・・・・」


 ノロノロと上手く動かない身体を動かして寝転ぶ兄に跨がった。先ほど達したにも関わらず兄の牡は、上を向いていた。


「失礼、します・・・」


 もう抵抗する気など全くなかった。

 ばちゅんッ!


「ア゛、ぁああ・・・」


 ゆっくり挿れたかったのだが体力がなく腰が落ちてしまい一気に挿入ってしまった。胸の上に倒れ込む。


「おい、休んでるんじゃない。」


「は、はい・・・」


 震える手で身体を起こす。腰をゆっくり浮かせてそっと下ろす。1回の動きで気を失いそうな快楽の波に襲われる。
 もどかしいほどのノロノロとした動きだった。


「そんなじゃ、いつまで経っても終わらないぞ。」


  
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