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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第27章  狂気の欠片
  


「はっ、ぁああッ。」


 早く動かした所為で爪が当たってビクッと身体が跳ねた。

 くちゅ ぐちゅ

 蜜が溢れてきて指を動かす度にいやらしい音が響く。しかし指は、止まらない。〝いまの自分〟は、快楽に忠実だ。


「ずいぶんと、楽しそうだな。」


「っ、!!?」


 声の方を振り返り驚いた。


「なん、で・・・」


「〝またな〟って、言っただろう?」


「奈音、が・・・居るのに。」


 目の前に居る人物に心底驚いた。上には、家政夫が居るのに。どうやって入ったのだ。


「今日は、1番スリリングだったかな。時間もないしお前が自分で準備してくれてんだから早く終わるな。」


 脚を開いて秘部に指を挿れている少女に近付く。


「いやっ、寄らないでっ!!」


 身体は、快楽の痺れで動けない。口だけで拒絶するしかない。


  
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