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第30章 　薄れゆく境界線

　　


「おい、息苦しいんだけどっ」


「っ、はあー･･･んっ、ンンッ」


「はは（訊いちゃいねぇーな）。」


　無意識に押さえ付けて快楽を貪っているようだ。


「仕方ねぇなぁ。。。」


「ひゃうんッ！！？」


　ムギュッと胸を寄せられ両方の粒を吸われて舌でコロコロと転がされる。牡で満たされる蕾とは、裏腹に蜜壺が切なくてジンジン疼く。


「おいおい、そんなに気持ちいいのかよ。」


　秘部から止めどなく蜜が溢れる。

　チュル　グチュッ　ジュプッ

　どれがどこの粘着音なのか判らないほどにドロドロに蕩けている。


「イクッ。お兄ちゃっ、イッちゃ･･･ッ」


　激しい律動と別の処への刺激に限界だった。


「ああ、イケよ。」


「お兄ちゃっ、お兄ちゃんもッ･･･一緒に･･････ッ」


「っ、この淫乱。」


　潤んだ瞳でいやらしく誘ってくる。