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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第40章  自由と言う名の檻へ・・・・・・
  


「申し訳、ありません。」


「さて。話しは、以上だ。」


「「失礼します。」」


 2人は、部屋を出た。


「監視を忘れずにな。」


「かしこまりました。」


 兄妹以外は、全てが元の鞘に収まった。


 》 》


 事件から2ヶ月が過ぎ世間は、あっと言う間に芸能人がどうとかこうとうかの話題移行していって静かになった。


「月良ちゃん、良巳さんから。」


「・・・・・・お兄ちゃん。」


 花を貰った。青年は、兄と逢っている。逢った日には、花を持って帰る。いつも色鮮やかな花。思い出すのは、兄との幼い日々よりも・・・・・・


「っ・・・・・・」


「月良ちゃん?」


「(身体、・・・熱い。)」


 思い出すのは、あの日々。そして毎夜のようにもう1人の自分と出逢う。


「大丈夫?」


「は、い・・・・・・」


  
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