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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第7章  兄から妹への調教始め
  


 煽ったつもりなどまるでない。しかし兄の理性は、崩壊している。
 蜜を放って小さくなっていた牡は、すでに上を向き始めている。身体は、自由になったが続けざまに達したので身体に力など入らない。


 ズチュン!


「あっ、ぁあア゛!!」


 容赦ない凶器のような兄の牡が再び蜜壺を貫いた。
 兄の律動を覚えて感じられていたのは、ほんの少しの間だけだった・・・・・・・・・


 》 *


「・・・・・・っ
(怠い・・・・・・)」


 身体の気怠さとあちこちの痛みで目が覚める。


「・・・・・・さま。」


「??」


「・・・良さま!」


「・・・??」


「っ、月良さま!!いつまで眠っているの?もう朝よ。」


「!!?・・・誰??」


 口が渇いて上手く言葉が出なかったが声の主になんとか返した。


「目が覚めた。、月良さま。」


  
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