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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第7章  兄から妹への調教始め
  


「っ、こんな・・・いや。いやっ!」


 昨日のことがまざまざと思い出せる。拒みきれなかった快楽に何度も兄を結果的には、求めた自分。
 兄妹なのに犯した過ち。それさえも凌駕する兄が自分に求める〝償い〟。

 気がおかしくなりそうだった。


「消えて・・・っ、消えて・・・・・・」


 短い爪で皮膚をガリガリと掻きむしる。

 止まらない感情が溢れる。涙がボロボロと零れる。


「うえぇ・・・・・・」


 感情に身体が付いていかない。掻きむしる手を止めて迫り上がってきた胃液を吐き出した。


 ガクンッ


「っ、はぁあ・・・はあ、、、」


 床に座り込み息を整える。


「月良さま~顔、洗い終わりました?」


 テーブルのセッティングをしながら声を掛ける。しかし返事がない。


「もう、月良さま~お料理が冷めちゃうでしょ・・・って!!」


  
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