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第4章 緊張する…



いつもと変わらない日曜日…。

朝はぼんやりとする私…。


「理梨は涼ちゃん以外に趣味とかないの?」


呆れた顔のお母さん…。

別に涼ちゃんは趣味の1つじゃありません!

そう言う前に…。


「あっ…、お母さん、静香さんがね、今は妊娠中なんだよ。」


最新のニュースを教えてあげる。

お母さんは芸能ニュースが好き。


「あらあら?お祝いしなきゃ!いつ出産予定?」

「生まれるのはまだまだ先だよ…、来年のすぐに出産予定らしいよ。」

「詳しくわかったら、すぐに言ってよ。」

「わかってる。」


ワイドショーよりも先に詳しい情報を欲しがるお母さんに私の方がちょっと呆れちゃう。

それでも、こんな田舎じゃその程度が大きなニュースであり平和な1日だと思っていた。

お昼を食べ終わる頃には涼ちゃんが私を迎えに来てくれる。

涼ちゃんとジムに行く。

基本は関係者以外の立ち入り禁止だから私もたまにしか行かない。

ジムに着くと篠原さんと霧島さんが難しい顔で話をしているのが見える。

いつもならジムの中を無意味にウロウロとしている会長さんの姿が見えない。

涼ちゃんはいつも通りにジムの2階に上がる階段へと向かおうとした。


「RYOJIさん!」


弾んだ声が階段の裏側に設置された応接セットから聞こえて来る。


「さっさと着替えて来い。涼二は篠原とまずロードに行け!」


不機嫌な会長さんの声もする。

会長さんの言葉に涼ちゃんが階段を上がろうとすると応接のソファーから立ち上がる国崎さんの姿が浮かび上がる。

国崎さんは涼ちゃんを追いかけるようにして階段を上がろうとした。


「すみません、関係者以外は立ち入り禁止なんで上がらないで貰えますか?」


篠原さんが厳しい表情で彼女を止めていた。


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