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俺の元カノ
第5章 不合格という烙印
身体検査の結果が届いた、葉書の裏には「不合格」の印が押されてる
間違いだろう?と思った、しかし理由は母が知っていた
生まれて直ぐに中耳炎を悪化させて、若干ながら聴力が劣っているという
俺は母に悔しさの苛立ちの矛先を向けた、母は泣き崩れて、その間に入ったのは美佳だった
たまたま野菜などを持ってきてくれた、美佳はすっかり兄の嫁であり、私の義姉になっていた
母は自室に籠り、美佳が夕飯を支度している
台所に行くと、俺は美佳に「まだ子供出来ないの? 兄貴はやっぱり淡白? 」と生々しい質問をぶつけた
美佳は黙っていた、しかし小刻みに身体は震えている
「どうしたの? やっぱり俺と結婚すれば良かった?」と更に俺は言った
美佳の手が止まった、そして俺をじっと見ている
そしてそのまま、夕飯の時間になり、美佳は母親と部屋で夕飯を取って、迎えに来た兄と帰っていった
あの黙って俺を見ていた意味が分からず、数週間後に兄は赴任が決まった
間違いだろう?と思った、しかし理由は母が知っていた
生まれて直ぐに中耳炎を悪化させて、若干ながら聴力が劣っているという
俺は母に悔しさの苛立ちの矛先を向けた、母は泣き崩れて、その間に入ったのは美佳だった
たまたま野菜などを持ってきてくれた、美佳はすっかり兄の嫁であり、私の義姉になっていた
母は自室に籠り、美佳が夕飯を支度している
台所に行くと、俺は美佳に「まだ子供出来ないの? 兄貴はやっぱり淡白? 」と生々しい質問をぶつけた
美佳は黙っていた、しかし小刻みに身体は震えている
「どうしたの? やっぱり俺と結婚すれば良かった?」と更に俺は言った
美佳の手が止まった、そして俺をじっと見ている
そしてそのまま、夕飯の時間になり、美佳は母親と部屋で夕飯を取って、迎えに来た兄と帰っていった
あの黙って俺を見ていた意味が分からず、数週間後に兄は赴任が決まった