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俺の元カノ
第2章 軍人の兄・貴之
兄の貴之は前年の1942年・昭和16年の春に軍人となり、支那に渡り、空襲が酷くなってきた年に帰ってきた
軍の機密で次の赴任地は分からなかったが、母はその間に見合いをさせようとしたが、兄は乗り気じゃなかった
そしてある日、両親と俺に会わせたい人が居ると言い出した、その会わせたい女が美佳だったから、俺は驚き動揺をした
きっと美佳も同じだろう、あっという間に兄と美佳との婚約・結納・婚礼の日取りまで早くに決まった
それは次の赴任先には美佳も連れて行きたいという兄の考えがあり、私は婚礼までに色々と美佳に聞きたかった
ある日、我が家に来るという話を聞き、私は早めに帰宅をし、美佳を部屋に連れ込んだ
「やっと話せる時が来た、単刀直入に聞くけど、兄貴とはいつから? 俺はなんだったの?」
「あなたと出会う前、貴之さんは私の女学校の英語の代用教員をしていて、いけないと知りながら密かに… で、支那に行かれるから終わらせたんだけど、帰国されたら、我が家に来て下さったの 雅之さんを二股していたわけじゃないわ」
「なら偶然?」
「そう、もう出るわ 怪しまれたくないから」
話は分かった、単なる偶然
しかし俺のなかで何かが目覚めた
軍の機密で次の赴任地は分からなかったが、母はその間に見合いをさせようとしたが、兄は乗り気じゃなかった
そしてある日、両親と俺に会わせたい人が居ると言い出した、その会わせたい女が美佳だったから、俺は驚き動揺をした
きっと美佳も同じだろう、あっという間に兄と美佳との婚約・結納・婚礼の日取りまで早くに決まった
それは次の赴任先には美佳も連れて行きたいという兄の考えがあり、私は婚礼までに色々と美佳に聞きたかった
ある日、我が家に来るという話を聞き、私は早めに帰宅をし、美佳を部屋に連れ込んだ
「やっと話せる時が来た、単刀直入に聞くけど、兄貴とはいつから? 俺はなんだったの?」
「あなたと出会う前、貴之さんは私の女学校の英語の代用教員をしていて、いけないと知りながら密かに… で、支那に行かれるから終わらせたんだけど、帰国されたら、我が家に来て下さったの 雅之さんを二股していたわけじゃないわ」
「なら偶然?」
「そう、もう出るわ 怪しまれたくないから」
話は分かった、単なる偶然
しかし俺のなかで何かが目覚めた