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第3章 白無垢姿の美佳

婚礼の日、自宅で行われるために朝から騒がしい、いつまた空襲警報が鳴るのか分からないなか、形ばかりの飯と酒で、兄貴は軍服を着て、美佳は白無垢を着ていた

この日から俺は美佳を姉さんと呼び、美佳は雅之さんと呼ぶようになった

兄の新しい勤務地は、東京から汽車で少し離れた土地になり、二人は出発した

俺は翌日に某場所に向かった、思ったよりも人が多かった

入隊志願者の身体検査を受ける場所、その場で落とされていく人間も居た