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姫巫女さまの夜伽噺
第2章 目覚めし巫女
近江と美濃と呼ばれた二人に手伝ってもらい
愛蘭は着物を着せられて元来た場所へと戻った。


体の痛みはどこへやら
むしろ、この異界に来る前より
軽やかで清々しい気分だった。


「夜まで寝てろ。
宿が片付いたら、穂高が来る。
その時に準備する」


敷かれた布団に入って
休息するように志摩に言われる。
愛蘭は寝心地の良いふかふかの布団へと入った。


「準備って、何の準備?」


すぐにでも寝てしまいそうな心地よさに
うつらうつらしながら志摩を見れば
愛蘭の横にどっかりと座り込んだ。


「こちらの世界に馴染む準備だ。
それが終わればお前は生まれ変われる」


なんとも素敵な言葉の響きに
愛蘭は何もかも忘れてこのままここで
のんびりしてしまいたいと切に願った。


「此処で暮らすには
此処での生活に馴染まなきゃ駄目だ。
まずは、儀式をして受け入れ
その後、お前がどういう立ち位置なのかを
しっかり俺と穂高で教え込む。だが…」


そこで志摩は一息つく。
愛蘭の黒髪を一房掴んで
唇へと持っていった。
そのなんとも優雅な姿に
夢見心地な気持ちになる。


「だがな、お前が…お前が人間の生活に戻りたいと思ったら
迷わず俺に言え。
俺の言う事は信じろ。
約束できるか、愛蘭?」


うん、と愛蘭は寝ぼけ眼で志摩を見つめる。
志摩の視線はどこか悲しく
そして強い色が浮かんでいた。


「ゆっくり休んでろ。また来る。
次会う時は、人間を捨てる時だ。
俺は側にいる。それだけは忘れるな…」


志摩の優しい口づけに誘われて
愛蘭はそのまま深い眠りへとついた。
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