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姫巫女さまの夜伽噺
第3章 儀式
「いいなぁ
穂高様にお相手してもらえて…。
伊良様は穂高様が初めてですか?」


近江がのんびりとした声で愛蘭に話しかけた。
風呂場は暖かく
寂しさにくじけそうになっていた心を
その温泉の力で治してくれるかのようだった。


「伊良様、とてもいいお名前!
美濃も穂高様と志摩様から愛されたい」


愛らしく朗らかなの美濃は無邪気に笑う。
まだ幼いその姿は可愛らしく
まるで妹と弟のような感覚だった。


二人は目まぐるしくおしゃべりをし続ける。
それに答えるか答えないか考えているうちに
またもや新たな質問が飛んで来るので
愛蘭は気にしないことにした。


穂高にいたぶられた体はだるく
湯船に入ると疲れが一気に取れるようだった。
湯に浸かると
双子が両側にぺったりとくっついてくる。


「いいなぁ、伊良様。
穂高様から愛されるのは名誉な事です。
なにせ、彼はこの山の主人代行ですから」


「でも、だからと言って
いきなりあんな事されるのは嫌よ」


それに近江は目をパチクリさせて
伊良は慌てて取り繕うとしたが近江の方が上手だった。


「まぐわう事ですか?
伊良様はまだお分かりになってないのです。
穂高様と、志摩様が、どれだけ偉い方なのかを…。
そんな方達に助けられ、こうしていられる事や
穂高様から水揚げの儀式をしていただけるのが
この山でどれだけみんなが羨ましがる事かを…。

それに、貴方は彼らに助けられたんですよ。
人間のままでは、ここでは喰われてしまいます。
志摩様は、本当に優しいから…。
ものすごく伊良様のことを気にかけてらっしゃいましたよ」


分かんないもんはわかんないわ。
そう思いながら
湯船にゆっくり浸かり
触られた箇所を念入りに洗い流した。


名誉かもしれないけど、私は人間だもの。
そう思いながら
絶対にこの宿を出てやると誓い
部屋に戻った時には眠気に襲われて寝てしまった。


なんとも長く
そして胸が痛くなるような日だった。
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