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姫巫女さまの夜伽噺
第5章 調教ー穂高ー
伊良は抵抗することなく
縄の一部を解かれながら穂高の其れを舐めた。
先ほどまで凶暴だったそれは
白い欲望を吐き出したことで
今は少し落ち着いていた。


「手も使って…。そう、良いよ。
そこをゆっくりたっぷり舐めて
…うん、気持ちいいよ、伊良」


そんな事を続けて
穂高の躾けが終わったのは
陽が高く登り
さんさんと光が輝きを増している頃だった。


終わる頃には伊良の自我は
調伏されたせいでもあり
快楽のせいでもあり
すっかり失せてしまっていた。


言われた事をこなし
媚薬のせいで鞭で打たれただけでも
乳首を噛まれただけでも逝き続けた。


身体中が痛いのに
ジンジンと心地よい。
穂高の言葉は魔法の様に耳に心地よい。


耳を舐められ
後ろから覆いかぶさる様に肉欲を入れられれば
自ら腰を振って泣きながら喘いだ。


「今日はここまでにしようか」


穂高にそう言われた時には
身体中に穂高の体液まみれで
鞭打たれたあちこちが赤くミミズ腫れになっていた。
考えることが億劫で
媚薬のせいなのか
もっとしてほしいとさえ思うほど。


「もう少ししたら、宿の準備もあるからね。
今、志摩を呼ぶから後は彼に任せるよ。
志摩の話はできなかったから、また今度にしよう」


穂高は何事もなかったかのように着物を着て
卒倒するほど美しく微笑むと部屋を後にする。
そこには縄で下半身を縛り付けられたままの伊良が
動くことさえできずに
大量の精液と自身の潮とにまみれて転がっていた。
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