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第2章 2人の悲劇の始まり

瑠衣said



え・・・・。



美晴さんの事だけが・・・。



思い出せない？




湊は私の方を見て・・・。




「解離性健忘・・・・。一部の記憶が・・・消えた・・・。」




・・・・。



一部・・・。



それが・・・。



美晴さん？




私はそれが信じられなくて皆の顔を見た・・・。




すると・・・。




居酒屋の店長さんの慎吾さんが・・・。




「でも記憶が戻ることもあるんだろ？・・・これで諦めたら勿体ないだろ～？？あんなに仲良かったんだし？？？」




そう言ったの。




記憶が戻ることがある・・・。




「ねぇ・・・。ね・・・何でそんなことになったの？？・・・何かあったの？」




だから・・・。



美晴さん・・・。



前に久しぶりに会った時・・・。



元気がなかったんだ。




でもそんな・・・急になるものじゃないよね。




きっと・・・何かが・・・。