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第8章 貴方は誰ですか？

湊said



嘘だろ？



龍は・・・。



美晴ちゃんの事だけを・・・忘れている。



きっと美晴ちゃんの家族の事も覚えていない。



でも、離婚できたことや・・・湘南で働いてる事は分かっているようだ。




「龍・・・でもお前が彼女と結婚するって・・・そう決めたのは事実。頼むから彼女の事を傷付けることはするな？」




俺が言うと・・・龍はそっぽを向いて・・・。




「しらねーーよ、・・・・可愛い子には優しくするッ！！それは大丈夫ッ！」




龍は布団をかぶってそう言った。




いやいや、・・・そうじゃなくて・・・。




美晴ちゃんへの感情・・・。





マジで・・・。




消えた？