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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第24章 世界一寂しがり屋のS男



花さんに引っ張られて玄関を出て・・・。


そこには全仲居がお出迎えの姿勢・・・。


女将さんも直ぐに出て来て・・・。




・・・・・・。


え・・・・。


私は玄関を出たその先の門から入ってきた車を・・・。


ガン見ッ!!!




嘘・・・。


直ぐに三郎オジサンと若い受付担当の省吾君が走って行きお客様をお出迎えし・・・。


私は・・・。



動けません・・・・。


足が・・・前に出ないの。




助手席からは、大女将のソノさん・・・。


もうご隠居して奥の旧館で過ごす大女将・・・・。


そして・・・運転席から出てきたのは・・・。





・・・・・・/////////





「幸ちゃんッ・・・早く行って・・・(笑)」


私のすぐ後ろに居た花さんが私の背中を押した。


何で・・・・。


私はボ~―っとしたまま足を一歩一歩・・・前に進め・・・。


女将さんの後に続いた・・・。




「高梨様・・・(笑)お待ちしておりました・・・・」


女将が挨拶をすると・・・。



そう・・・。


運転席から出てきた・・・・高梨様・・・。


高梨・・・仁君・・・。


仁君は私の方をジッと見て・・・。


・・・・・/////////



「1週間お世話になります・・・(笑)」




そう・・・。


言ったの・・・・////////








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