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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第21章 胸の痛みの理由も知らずに
「ああぁっ……ああぁぁ……っ」

 愛撫に感じ入るような、うっとりとした美奈の声は、明らかに今までと違う声色だった。
 切ない疼きに寄せられた眉根は、快感が深くなる毎にだんだんと強く寄せられていく。悦楽に悦ぶように綻んだ唇からは、真吾の脳を蕩けさせるような甘い声が絶えず洩らされ、意識がなくても強い快感を得ている事が判断できる。
 意識の無い美奈の股間に、真吾は顔を埋めていた。
 乳房に口づけたら、我慢できなくなってしまった。
 美奈の肌理の細かい美しい肌は、何時間でも口づけられるような至高の肉感だった。夢中で口づけているうちに、彼女の全てが見たくなった。
 クラスメイトの女子のあられもない姿は、抑えが効かないくらいエロい……ブレザーの中で、乳房も露に肌蹴るワイシャツ。ソックスとローファーだけ履かされて、下はすっぽんぽん。
 人形のような綺麗なロリっ子に、制服プレイしてるような錯覚的なエロス。
 美奈だからこそ醸し出せるその雰囲気に、真吾はどうしようもないくらい興奮してしまった。内に秘めた昂ぶり続けた劣情は、既に抑え切れない程に膨張していた。
 それも人形みたいに綺麗で可愛い子を、自由にできるのだ。こんな状況に、興奮を抑えられる訳がない。
 ちゅるりゅると舌でクリトリスを弾くと、美奈はピクピクという反応から次第にビクビクという強い反応に肉体を振るわせ始めた。
 真吾は美奈の無毛の丘に、吸いつくように口づけを深めた。

「ああっ!あっあっ……だめ……ああ~!いく……イクイク、イっちゃうぅ~!」

 消え入りそうな素の時の美奈からは、想像できないような合図の音吐。美奈は突き出すように、腰を浮かせる――動いた!?
 起きたのだろうかと心臓がドキッと跳ねる。
 咄嗟に美奈の腕をM字に開いた脚の下から通すと、真吾は掴んだ腕を少しキツめに引っ張った。自由に力の入らない今の彼女の身体状態なら、これだけでも十分に拘束できる。
 自然に背を反らされるような形で夜空に浮かんだ美奈の裸体は、まるで天の川に掛かる欄干橋のように、優雅で芸術的だった。流れるような長い黒髪が、川の水面のように月光に煌いて、とても幻想的で美しい。
 唇をぴったりと、今しも絶頂を迎えようとしているクリトリスに貼りつけ、やんわり吸い上げると柳腰がプルプルと大きく振動する。
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