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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第6章 何とか戻って来たけれど……我慢の限界です!
 彩夏にとっては中身が違うだけで、犯す肉体は同じだ。
 それに処女の女の子を折角抱いたのに、全くその体感を味わえなかったのはちょっと残念だ。なんて事を彩夏に知られたら逆上されそうだが、興味があるのはどうしようもない。
 仕方ないよね、男だもん。

「君を犯したのは僕の身体ではあるけれど、中身は僕じゃない……」
「ならこの身体は誰のだって言うのよ!」

 彩夏は真吾の胸をパシパシと叩いた。
 気持ちは理解できるが話が逆戻りだ。真吾は溜息をついた。

「違うんだよ……今の僕とさっきの僕の肉体にいた奴は別人なんだ」
「中身が違う……ですって?確かに雰囲気は違うようには思うけど……」
「僕は何故か身体を乗っ取られて、そのまま身体を誰かに使われただけだ――信じてよ……?」

 彩夏の表情が少し和らいだように真吾は感じた。
 ふんわりとでも人格の違いは感じて貰えたようだ。信じて貰えたかは兎も角、取り敢えず真吾はホッとした。

「入れ替わる前に僕はあいつに、君を犯せと言われたんだ――断ったけど、身体を乗っ取られた。目的はわからないけど、僕に君を犯させたかったみたいだ……」

 彩夏はポカンとすると「何それ」と呟いた。
 何故そうしてまで、自分を犯させるのか彩夏が疑問に思わないはずもなく、その疑問については、真吾にも感じるところがあった。
 信じ切れていない彩夏は詭弁だともまだ疑っているんだろうなと真吾は思った。すぐに信じられる話でもないから当然だし、どうせ結果的に疑われるのならヤらなきゃ損だよな……。
 抑えていた肉欲が疼き始める――そろそろ我慢ができない。
 未だにペニスはしっかりと勃起したまま、彩夏の|膣《なか》に収められている。動かさなくても感じる膣の感触……堪らない暖かさと肉感がヤバい。
 理性はもう限界だ。どうせ疑われるのなら、自分の意思で手を出してから疑われた方がマシってものだ。

「でも、何か意味があるんだと思う。だから――」

 彩夏の顔の血の気が引いた。
 迫る真吾に彩夏も何か不穏な空気を察したようだ。

「だからって何、滝川くん何を考えてるの……?」
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