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第4章 年の差二十の恋愛事情



「私の答えも聞いて欲しい‥‥とは言っても何と言えば良いのかすら迷う年になってしまった‥
結論から言えば‥‥私は伊藤に好意以上の感情はあると思う、日曜日に呼び出して話をしようと思う程には‥‥」


「‥‥‥うそ‥‥‥」


まさか、まさか、花房部長がこんな風に言ってくれるなんて!
嬉しくて‥‥そして心がドキドキする!!



「嘘なんて言ってはいないよ‥‥
だけど、こんなオジサンで良いのかい?
何事も若いようにはいかないのに、それでも良いのかい??」


「‥‥激しさより、包み込んでくれるような人が好きです‥‥
‥‥勢いより、優しい人が好きです‥‥
私の憧れなんです」


「‥‥こんな風に?」


「‥‥あっ‥‥」


フワッと花房部長が動いたと思ったら、私は部長の腕の中。
思った以上に広い胸に、私‥‥抱き締められている!?



「ぶっ‥‥部長!
此処公園‥‥‥」


「誰も居ないし、私はまだ伊藤に信じて貰えていなそうだったからね、だから‥‥‥」


「‥‥‥ンッ‥‥‥」


花房部長の腕の中でキスを受ける私。
触れ合う唇が、花房部長が本当の事を言っていると‥‥私に好意以上の心があると物語っていて、唇を離した部長は私に向かい「行こう」と声を掛け、私の手を握り公園から外へと歩き出した。

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