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女社長 飯谷菜緒子
第8章 愛人契約
寿子が亡き後は真次が居間側重工の社長となった。菜緒子が飯谷工業の社長ということにはなっているが、結局はふたりで両方の会社を見るようになる。

真次は仕事は優秀ではあるが経営者としての素質は菜緒子の方が勝るので実質は菜緒子が両社を仕切るような形になった。

いっそのこと居間側重工と飯谷工業を合併させようかという声も上がったが、飯谷工業はきちんと残したいと言って合併推進派は何とか説き伏せた。

「やられた。あの狸親父め、居間側重工を乗っ取りにきた」と真次がいつになく険しい顔をしている。

居間側重工にとって最大手取引先で、この国でも四本の指に入る超有力企業のミツバが居間側重工の株を買い占めて過半数を超える株を手に入れてしまったのだ。

最大株主ともなれば発言権はミツバにある。運営も仕切られて実質的に乗っ取られたという状況になった。

状況を聞いて菜緒子も顔面蒼白になる。

緊急で会議を開いて多数株を保有していた役員たちを詰問する。

「申し訳ございません。女性である副社長の前では申し上げにくいのですが、色仕掛にハメられたというか、何というか・・」

「今風に言うならハニートラップとでもいいますか・・女にたぶらかされるうちに気がついたら株を売るところまで話がいっていたのでございます」

役員たちは涙を流しながら土下座をした。

簡単に女にたぶらかされて株の売却などという一大事まで決めてしまう。男というものは本当に愚かだと菜緒子も真次も頭を抱えた。

株の売却は一大事とはいえ、たかが一企業のことであるが、世の中にはハニートラップにやられて大切な軍事機密を他国にもらしてしまうような官僚もいるかと思うと本当に男は愚かだと思う。

涙を流して土下座をして震えている役員たちを見ると哀れにさえ思えてくる。

仕掛けてきたのはミツバの専務である三葉信彦である。代表はすっかり老けてしまって、今やミツバは専務が仕切っている。

三葉信彦は経営手腕に優れていて、ミツバをここまで大きくしてきたのは信彦である。

経営手腕に優れている反面、信彦は色仕掛で相手を調略して従えてきたダークな一面もある。男に言うことを利かせるには何が一番効果的かを心得ている大の色好みである信彦ならでわのやり方である。

色仕掛の他にもかなりの策士でもある信彦は、その狸面も相まって狸親父と渾名されている。
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