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第8章 あばかれる秘密

　男たちに剥き出しの股間を見られている。
　意に反して濡らしてしまった秘裂を、何よりも秘めておきたかった花唇を凝視されている。

　恥ずかしさを通りこして、頭の中に霞がかかったようだ。

　何も考えられない混乱した頭の中で、沼田の視線が意識された。

　嫌い抜いた男に見られていると思うと、得体の知れない甘美な樹液が後から後から湧き出きだしてくる。

　自分でも理解できない反応だった。

（恥ずかしいのに……恥ずかしいのに……）

　溶接器のバーナーを当てられたように、股間が熱い。
　焼け溶けてしまいそうだ。

「中はどうかな？」

　男たちの指が、右と左から同時に肉唇に触れた。

「あっ、駄目っ……や、やめて……」

　ねちゅうッ。

　淫らな音が聞こえた気がした。

　肉裂が開かれる時の粘ついた感触で、肉ヒダの間に糸を引いているのがわかった。

（ああ、死にたい……）

　気を失うことが出来れば、どんなに楽だろう。

　男たちの暴虐に、美貴はなすすべもなかった。