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牝獣の哭く夜
第2章 祝賀会の夜

「それじゃあ、課の発展を祝って、かんぱーい!」

「かんぱーい!」

 六つのビールジョッキがぶつかる心地よい音が響いた。

 冷たいビールが乾いた喉に染み込む。みなの口から歓喜のため息が漏れた。

「カーッ」
「くわーッ」

 週末の金曜日の夜七時。
 駅前の洒落たエスニックレストランに、デザイン設計二課のフルメンバーが集まっていた。


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