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牝獣の哭く夜
第18章 果てしなき絶頂
「ひッ、だって……
 無理っ、あう、イ、イッちゃいますッ」

 情けない泣き声が出てしまう。

 美貴の身体は、すでに恍惚に向かって疾走を始めていた。
 下から突き上げる腰のピストンは、激しくなる一方だ。
 突然、イクなと言われても、無理な相談だった。

「僕より早くイッたら、次はケツ穴だからな」

「え? な、なに?」

 官能にドロドロになった頭では、何を言われているのか、咄嗟に理解できなかった。

「おまえのアナルに、チンポを突っ込んでやると言ってるんだ」

「ひいっ……やだ、そんなの、やだあっ」

 子供のような拒否の言葉が漏れ出た。

 想像しただけで恥辱に狂いそうだ。
 アナルセックスなど、好きな男とでもやりたいとは思ったことはない。
 汚い排泄器官を性の対象とするなど、忌むべき変態行為にしか思えなかった。

「許して……お尻は、お尻だけは、許してええッ」

「ケツを犯されたくなかったら、僕より早く、気をやらなきゃいいだけのことさ」

「そんな、そんなッ……はあッ、はああッ……ど、どうしよう……」

 立て続けに気をやらされて、美貴の身体はあまりにも感じやすくなっている。
 こんな状態で、男に先に精を放出させられるとは、とても思えなかった。

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