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第19章 白百合の臓腑

　そんな百合の花芯を思わせて、秘裂の先端にクリトリスがツンと高く尖っている。
　触ってもいないのに、自ら皮を剥いて、赤瑪瑙の肉珠が顔を覗かせていた。

「沼田、この女のデカクリ、弄《いじく》ってやれ」

「やっ……ああん、そんなの、だめえ……」

　甘い拒否の声を耳に、沼田は開いた縦割れの溝を、人差し指の先でなぞる。
　悦楽の深さを示して、たっぷりの淫液がたまっていた。
　ねとっとした粘りを感じる。鮮やかなピンクの粘膜を掻くように指を動かし、粘っこい牝液をすくい取りつつ、ゆっくりと美貴の肉真珠に近づけていった。

　剥けかかった皮ごと、指のとろみを塗りつける。

「はあン……くうッ……」

　女の喘ぎが高くなる。

　ぬるぬるにした包皮に二本の指をそえた。
　つけ根の方にそっと剥き降ろす。

　包皮の中から、過敏な肉珠がそろそろと持ちあがってきた。