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牝獣の哭く夜
第19章 白百合の臓腑
「まったく、よくイク女だ」

 すでに諏訪のからかいに反応する気力もないようだった。

「少しアナルをいじってもいいかい」

 沼田はうかがいをたてた。

「おまえのペニスをいきなり入れたら、裂けるかもしれないからな。
 俺の指で慣らしておくよ」

「まあ、好きにしろ」

 諏訪は笑った。

 「少し休んだら、最後の仕上げに入る」

 再度、指先に肉裂のぬめり汁を拭い取る。
 ねとねとになった指を、セピア色の窪み、饐えたる菊に押しつけた。

「お尻、やだ……ううッ……」

 美貴が弱よわしく身悶える。

 指先にじわじわと力を込めていく。
 必死に肛門を窄める防御も虚しく、自らの愛液で滑りやすくなったアヌスは簡単に陥落した。

 指先がにゅるっと体内に潜り込んだ。

「あうッ、うううッ……」

 ウェーブヘアを振り乱して、拒否反応を示す。
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