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牝獣の哭く夜
第5章 失禁女上司
「うまいもんだね。もしかして毎日、チ×ポしゃぶってたりして」

 頭上から沼田の声がした。眼を閉じていても、その視線が痛いほど感じられる。

(そんなこと、あるわけないでしょっ!)

 美貴は心の中で毒づいた。

 男を口で愛するのは初めてではない。
 口に含み、中で終わらせたことだって、幾度かある。

 しかし、それは愛する男とのセックスの中で自然に行ってきた行為で、好きでもない男に、跪いて無理やり奉仕するのとは次元が違う。

 しかも、今の会社に移籍してからは仕事に夢中で、もう三年以上も異性とのつき合いはなかった。

(久しぶりに接する男性が、こんな最低の奴だなんて)

 思わず泣きたくなる。
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