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牝獣の哭く夜
第5章 失禁女上司
 腰がいやらしく動くのをとめられない。
 まるで男を誘っているようだったが、どうしようもなかった。

「まだ俺はイッてないけど」

「もう無理っ……漏れちゃいますっ!」

「しょうがねえなあ」

 沼田はあきれた顔をして、美人上司を見下ろした。

「ここで漏らされたら、掃除が大変だしなあ」

 沼田は美貴の手をとって、

「ほら、連れてってやるよ」

「あ、ありがとう」

 つい凌辱者に感謝の言葉まで口走ってしまう。

 頭の中はうつろになって、まともな思考ができない。
 はげしい尿意で、背筋に冷たいものが走る。

 立ち上がるのも困難だった。

 沼田に支えられて、よろけながら進んだ。

 左右の足首に嵌められた革ベルトは、二十センチほどのチェーンで繋がっていて、まともに歩けない。
 ストッキング脚を内股のつま先立ちにして、尻を後ろに突き出したへっぴり腰がみじめだった。
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