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牝獣の哭く夜
第6章 新たな陵辱者
 二人の会話に、美貴は狼狽した。

 どうして、片桐が美貴の恥辱の行為を知っているのだろう。

 戸惑う美貴を見て、沼田が説明した。

「このデスクにビデオカメラがあったのに気がつかなかったかな。沢村課長のリスク管理は、ちょっと問題ありますなあ」

 ライティングデスクの棚の陰から、小型ビデオカメラに接続した器具を取り出す。

「ビデオトランスミッターって知りませんか。ここで撮った映像が、隣の部屋の録画機に送信されてたのさ。さっきまで片桐専務がいた部屋にね」

「よぉーく見えたよ、淫乱女課長のフェラチオ奉仕が。小便したいって泣きながら、部下のチ×ポにむしゃぶりついてたシーンは、永久保存だ」

「許さないっ! 絶対、許さないからっ!」

 理知的な美貌が屈辱に歪んだ。

 沼田と片桐が淫靡に笑い合う。

「では、そろそろ、もっともっと許してもらえないことを、課長にしちゃいますか」

「いいねえ。許されないこと、大好きっ」

 美しき才女は、絶望の呻きをあげた。

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