この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
滲む墨痕
第4章 一日千秋

 射精衝動が皮肉にも駆け上がってくる。おもわず小さく呻いたそのとき、ハンカチがぺらりと剥がされた。
 いきり勃つものを目にして薄い笑みを浮かべた美代子は、唇をすぼめて口をもぞもぞと動かすと、おもむろに下を向いた。上品な仕草で口元に手のひらを近づけたかと思えば、わずかにひらいたその口からはとろりとよだれが垂れ流れた。
 言葉を失ってそれを凝視していると、唾液を乗せたその手がふたたび屹立を握ってきた。粘液を塗りつけるようにして、さきほどより力を込めて肉棹を扱く。隔てるものがなくなった分、より強く感じる。

「うあっ、あっ……」

 誠二郎がうわずった声をあげれば、美代子はしたり顔でさらに口から唾液を出してみせる。それは水飴のようにどろりと流れ落ち、先端の丸みを潤ませる。濡れ膜に覆われた淫柱は、美代子が手を上下させるたび、にちにちと粘着質な音を発した。

/335ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ