この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー9
第14章 横浜ホールディング②
「見えるところにキスマーク付けるのが好き。
おれのだ~って主張するのが好き」

大分酔ってるな。コイツ。

3連休の前に同期で飲みに来た。
いい感じに酔いが回ったところでゲンがそんな事を口走った。

「主張しなくても優衣ちゃんはお前のだよ・・・」
俺は呆れてそう言う。

「見えるトコ?学生じゃあるまいし。お前独占欲の塊だね」
そう呆れて言うのは年上の奥さんのいる森川で
「それだと休日前しかつけられないじゃん。
俺は、見えないところに毎日付けるのが好き」

お前の方がよっぽど独占欲の塊じゃん・・・
社内では秘密にしている結婚を見えないところで主張したいんだろう。

「へぇ。じゃぁ、武田さんの身体のどこかに毎日キスマークが付いてるんだ・・・」

思わず言った俺の感想に
「紗江子さんの身体を想像するなよ!」
と、酔った勢いのまま、結構な力でぶんなぐられた。

「で?金子は?」
「俺?」

「お互いに同じ場所につけ合うのが好き」

「お前が1番ヤラシイわ!」
「本当にな。山口も可哀そうに」

遠距離の俺たちは、2人の時間が終わった後、次に会えるのはずっとずっと先で・・・
2人で会っていた時間を目に見えるもので残せるのがキスマークだ。

「まぁ、でもその気持ちは分かる」
俺と真樹のキスマークの意味を説明していないのに森川は分かる。と言いながら困ったように笑った。

「いっぱいつけてやれ」
冗談めかしてそう言ったゲンも励ますように俺の肩を叩く。

キスマークは「俺のモノ」だっていうシルシ。



だから、お前は俺のモノ―――



END****


/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ