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保健体育の授業
第6章 そして特別な夜


息が整うと広大は私を抱えて

寝室へと運んだ。



『身体…痛かった?』



私の髪の毛に手を通して

少し乱れた髪を整えながら

微笑み問いかける。



『全然…大丈夫…』



私の髪をかきあげているその手に

そっと自分の手を重ねた。




『私ね…広大の手…すごい好き…

手フェチだから。』



そう言って笑うと



『俺は鎖骨フェチ…』



と言って私の鎖骨を人差し指で

優しくなぞった。



身体はまだ敏感でそのソフトなタッチに

ピクッと反応してしまう。



『んっ…そんな触り方しないでよ~』



『エッチな身体…

……そう言えば摩耶…セックスの時

すっげぇエッチなこと沢山言ってたね。

もっと…とか』




『ちょっとぉ!やめてよっ』




私が言ったことを口にする

広大をパシッと叩いた。




『いって…自分が言ったくせに。』




『うるさいよ、もぉー!』




そう言ってベッドから出ようとすると

腕を掴み身体を寄せられる。




『どこ行くの?』



同時に顔にも手を添えられ

キスの嵐。



『んっ…はぁっ…ん…』




『まぁたすぐそんなエロい顔する…』




『だって…広大のキス…

きもちぃんだもん…』




『あーあ…そんなこと言って…

今のは摩耶が悪いから。

今夜は寝かせない。』





そう言ってまた私は布団に

引きずりこまれてしまい

広大の愛を注がれた。




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