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保健体育の授業
第8章 それぞれの道~李久~



広大とは密かにそして厳密に

常に警戒体制で会うのはほとんど

私の家だった。




家に来るときは必ず私服で

眼鏡をかけたり

髪型を変えたり

住人になるべく会わないよう

広大もかなり気を使ってくれた。




ある時、家に帰ると広大の靴と

そうではない男物の靴が並んでいた。




リビングへ進み扉を開けると

そこには広大と李久がいた。


髪をバッサリ切り短髪で

黒髪に戻した姿がそこにはあった。




李久はよいしょよいしょで

学校に来ていたがなかなか単位は

厳しく留年を視野に入れなくては

ならない状況になってきていた。




気がかりだったものの



『あいつはちゃんと自分で

自分のことは出来るやつだ。

あいつが自分の道を決めたときに

サポートしてやってほしい。

俺もそうするから。』




ふと李久のことを心配した私に

広大が言った一言。


この言葉を信じて今まで李久には

テストが近づいて来たときなどに

少しおかずを持って行ったりはしたものの

最低限のことしかしなかった。





『李久…!』



『おう…』



照れ臭そうに少し微笑みながら

返事を返してくれて

話があってここに来た、と。








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