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地獄
第2章 始まり
 寝室には少し広め、ベッドが三つあった。
 夫と奈緒子が別々に寝ている。子供達はまだまだ小さいために二人が肩を並べて眠る。


 奈緒子が寝室で、黄昏ている。
 しばらく奈緒子が横になり、天井を何気に見ていた。


「疲れたなあ」


 奈緒子がポツリと呟き、近くにある家族の写真を見る。
 そこには笑顔を浮かべた奈緒子と子供達がいる。
 

「良い子達」


 笑顔を浮かべる。
 もう少し見たいと心残りを残しつつ夫のベッドを見た。
 

「優しい、そして良く笑う人。たまには口喧嘩するけど、私は間違いなく貴方を愛している」


 奈緒子が真っ直ぐな目をしている。
 私には貴方だけ! 
 愛を確認した。
 

「さて、もう一息、頑張ろう!」


 自分に言い聞かせながら、ベッドから横にしていた身体を起こした。
 そのときだった。
 


 ピリリ! ピリリ!


 電話がいきなり鳴いた。
 奈緒子は驚き急いでリビングに走って行き受話器を取る。


「もしもし、田村です」
「あっ、どうも坂本です」
「あっ、管理人さんですか。この前はありがとうございます」


 奈緒子が言葉にする。
 相手は管理人の坂本だった。
 

 少し前に風呂場のシャワーがおかしくなり坂本に連絡、修理してもらった。始めは業者の委託をお願いしたのだが。


「修理代も馬鹿になりませんよ。何でしたら、やらせて下さい」


 そして奈緒子の巣に来た。
 そのときは日曜日の午後、夫と子供達といっしょに坂本の修理を見ていた。
 坂本の手際の良さにみんなで驚いていたことを、今でも思い出す。


「一つ心残りがありまして、すみませんが、今からやらせてもらいたいんです」


 
 坂本が言い切った。
 奈緒子は少し不思議がる。


「今すぐ、貰います」


 そこまで言葉を発すると、いきなり受話器を切られた。
 奈緒子は頭を捻る。しかし坂本が来ることは間違いなかった。

 


 

 
 
 
 
 
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