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愛してるからこそ...
第7章 瑞穂とwおめでた




あの日は先生と正人がすごいペースで飲み続け
先生は潰れてしまった。


「あらら。寝ちゃったね。どうしよう。」

「困ったな。家知らないし…
とりあえずウチに連れて帰って朝帰らせる。」


あれだけ飲んだのに顔色ひとつ変えてない。
お酒の強い正人をいいなと思う。


「あ、そうだ。
来週末の日曜日瑞穂に会ってくる。」

「久々だな、瑞穂ちゃん。
ゆっくりしてこいよ。
俺は打ちっぱなしにでも行くから。」


正人は自分の休日に私が予定を入れても
気持ちよく送り出してくれる。
雨が降っていたりすると送り迎えまでする。


ここまで甘やかされるのはよくないと
分かってはいるのに甘えてしまう。


私たちはタクシーを読んで代行も頼み、
会社で彼の車を取ってからマンションへ向かう。

代行の人が正人の車を見て
またこれはすごい車ですねと苦笑い。

『人生でこれより先にも後にも
こんな高級車を乗ることはないと思います。』と
緊張しながらも正人の車に乗り込む。


そう。少し前と言っても数ヶ月前に彼は
車を買い換えた。

「ぶつけないでくださいね。」と
笑いながら運転手を悪戯している。



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