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第1章 Coincidentally

会社を辞めて引きこもっていた僕。
貯金も底をつき始め、
焦って始めた
コンビニのバイト。

正直言ってこんな所
僕がいるべき場所じゃない。


勉強していた時は人々の役に立って
『ありがとう』なんて感謝される
そんな人間になるものだと思っていた。


けれど社会はそんなに甘くない。
すれ違う人々の目は冷たくて
席に着けば、すぐに呼び出され
怒号を浴びせられ
家に帰っても待っているのは

静かで

暗い

牢屋のような部屋