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第3章 Suggestion

ショルダーバッグを掛け直して
なんとなく繁華街の方へ向かう。

やはり昼間は雰囲気がまるで違う。

学生やサラリーマンが行き交う。

店舗から出されたであろうゴミが
ただ静かに回収車を待っている。

ここでナツと話した。

何となく気になってスマホを取り出した。

【こんにちは！
ナツさん今何してるんですか？？】

久しぶりの連絡で
いきなりこの文面はない気がするが送信する。

チリン♪

意外にもすぐに返信が来た。

【東京行ってて
今帰りの新幹線の中やで〜♪】

へぇ遊びにでも行ってたんかな。

【そうなんですね！お疲れ様です！】

【そや！18時すぎぐらいに
大阪着くねんけどご飯でも行かへん？？】

突然の誘いに僕は
スマホを落としかけた。

【良いですよ！
また着いたら連絡ください！】