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ROCKな彼女
第4章 Colors
『ホンマ⁉︎やった!大丈夫!
襲ったりせぇへんから!客室もあるし!』
そう言いながら彼女は
サイドボードから何かを出してきた。
『はい!これ鍵な!お出掛けするなら
ちゃんと鍵閉めてってな!』
ニコニコと手渡してきた鍵は
色んな事を想像してしまう
僕をよそに冷たく横たわっていた。
気付けば外は真っ暗だった。
『もぅこんな時間や』
僕がそういうと
『もぅお風呂はいって寝る??』
『え?今日から住むの?』
『…ちゃうの?』
『知らんがな』
彼女は拗ねたように唇を尖らせる。
いちいち可愛いねん。
『僕明日もバイトやし』
『ここから行けばええやん。遠いの??』