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第4章 Colors

『待ってない〜♪はよ行こ！
ご飯とシュージんちどっち先行く？』

と僕に笑いかけてくる。



結局先に僕の家に来た。

『シュージんち何もないんやな？』

彼女は何かを探すようにあちこち動き回る。

衣服もスーツケースに全部入る

ベッドとテーブルは別にいらない

冷蔵庫と電子レンジも捨てよう

そう言いながら彼女を見ると
つまらなそうな顔をしている。

『どないした？』

『別に〜エロ本の一つもないんやな〜思て』

ウロウロしてた理由はそれか！

僕は呆れながら

『今時エロ本持ってる方が珍しいやろ』

と笑いかけた。