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ROCKな彼女
第10章 Smoking
僕はお互いの身体を拭いたあと
水を取りに台所へ向かった。
寝室に戻り彼女に水を手渡す。
『ありがとう』
彼女はそう言うと
水を火照った身体に流し込む。
『はぁ〜』
一息つくとタバコに火を付けた。
静かに揺れる煙
口元で光るピアス
細い指に支えられるタバコ
どれを取っても
僕の心を掴んで離さない。
ふぅ〜と煙を吐く彼女は
なんだか切なく見える。
『なぁに?』
僕の視線に気づいた彼女が問う。
『タバコ吸ってるのもヤラシイなぁって』
『いつまで盛ってんねん!』
彼女は笑った。
ホント彼女を見てると
理性が効かなくなってしまう。