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○○さんは今日も絶倫シリーズ
第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫
ディアナは出来るだけ脚を閉じ、股間を隠そうと試みたが、脚の付け根を覆う僅かな茂みが、それを助けただけだった。
ディアナは自分の置かれた状態から少しでも逃げるべく、顔を横に背け、目を閉じた。
「ははあ……剣豪と謳われ、何人もの我が兵を無慈悲に切り捨てたお前も、裸になれば、か弱き女になるのだな……裸を見られることに慣れていないとみえる……もしかしてお前……生娘か?」
ディアナは目を開け、マランを見た。
マランは鎧を脱ぎ始めた。
身体から離れた鎧がどすんと音を立て床に落ちる。
マランは下履きだけになった。
筋骨隆々の体躯。
ディアナは今までこれ程の肉体を持った男を見たことがなかった。
しかし、ここで弱気を見せてはいけない。
父をも侮辱したこの男に肉体は汚されようと精神までは屈してはいけない。
ディアナは気持ちを確かに持ち、眼光に力を込めた。
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