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第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫

「ああっっ！」
痛みしかなかった。
細い腕でマランを押し返そうとする。
しかし押さえられた肩で肘から下が浮き上がるだけだった。
「くうぅ……！」
マランの分身は尚も押し入って来る。
歯を食いしばり、指先はベッドの敷布を掴んだ。
爪が布に食い込む。
恐ろしいほどの硬い肉棒が、ディアナの未踏の粘膜を突き進んでいく。
ずり上がろうとするディアナの身体が、マランの力によって押さえ込まれた。
そして生娘だけがもつ脆弱な被膜を突き破った。
「いやあぁぁっっ！」
マランののしかかった体重さえも押し上げるほどの力で仰け反った。
ディアナの悲痛な叫び声が牢にこだました。
立て続けに上げられる悲鳴にも、マランに慈悲の心は生れなかった。
マランそのまま一気に根元まで、空気さえも触れぬ場所に熱い肉の剛棒を埋め込んだのだった。
「いや！　いやっ！　いやあぁぁぁ！」