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依存症性活
第18章 6月15日 図書館

「ん…ぅ」


本の香りに包まれ、無数の本に囲まれて唇を塞がれる。
細くサラサラで少し長めの前髪からのぞく瞳が私をじっと見つめて、それだけで期待に濡れる。


「フミヤさん…?」


じっと見つめて動かないフミヤに声をかけると、彼は人差し指を立ててシーっと私に静かにするよう促す。
口元を押さえると、人の足音。私たちのいる本棚の列の向こう側に、おそらく2人組が通り過ぎていった。


「声漏らさないようにねぇ…?」


にやりと笑うフミヤにぞくっとする。
普段静かに微笑み、いかにもな図書館司書をしている姿からは想像もつかないような笑みだった。


ぞくぞくとする背筋をそのまま細い指で撫で上げられ、シャツの上からにも関わらず感じてしまう。


ぴちゃ…と耳元で水音がして、声にならない吐息を漏らす。
フミヤはそのまま耳を甘噛みしながら、ゆっくりと、静かに私の服を脱がしていく。

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