パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第15章 　ムーン・トリック＊バニー編

　　


　【　ムーン・トリック＊バニー編　】



「玲ちゃ～ん、いつまで籠もってるの～～」


　ネコ耳が消えてから爽快な朝を迎えた。そうしたら可愛い恋人に今度は、ウサ耳が生えているなんてなんてジーザス。しかし〝可愛い〟を連呼して抱き締めすぎた。
　かれこれ２時間以上バスルームに籠城している。


「あっち行って下さい。」


「いやいや、可愛い恋人を置いてどこに行けって言うのさ～」


　照れているのか状況が玲の許容量を超えてパニックっているのか全く出て来てくれる気配がない。


「玲ちゃ～ん、ちょっと出掛けてくるからお留守番しててね。」


　部屋に居たらいつまでも出て来ないと踏んで玲のご機嫌取りに使えるモノを買いに行くことにした。

　》》　＊

　返事をしないでいると彼が出て行ったのが判った。自分でもどう対処したらいいのかが判らない。