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香織
第9章 我慢


……沢山出てしまった。

ちょっと恥ずかしい。

僕は口を結ぶと

そっとカバンに入れて

彼女をイメージして買った

百合の花を1本持って

彼女の部屋へ向かった。

相変わらずゴソゴソと音がする。
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