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第11章 Pick on

2人で順番に投げていく。

『怖い〜』

そう言いながらリナが矢を投げた。

バーンッ

『よっしゃ！リナの負け！』

そう言って彼女に
ショットグラスを渡す。
ペロッと舐めて眉を顰める。

『一気に飲んだ方がええで？』

そう言うと彼女はグイッと飲む。

『から〜い！』

彼女は足をジタジタとさせながら
舌を出す。…可愛い…。

『ほらっ次やるで！』

俺はキスしてしまいそうな衝動を
抑えテキーラを取りに行く。

『次は負けへんもん！』

彼女は負けず嫌いのようだ。

『俺やって負けへんわ！』

2人で笑いながらダーツで遊ぶ。

段々と上達するリナにゼロワンを
教えて、勝負した。

まぁ俺には勝たれへんよな…

悔しがる彼女が堪らない。