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Dangerous Man 2nd
第13章 Lots of memories
ずっと放ったらかしで
溜まったら夜中だろうが
朝だろうが
彼女を求めて
金が無くなれば催促して
それでも満足出来ずに
雁字搦めに俺に縛り付けられる。
気まぐれな俺が愛した彼女は
結婚しても変わらない女遊びに
目を瞑り俺だけの帰りを待つ。
その優しさに漬け込んで
好き勝手してきた俺は
ようやく彼女に目を向け
彼女を何も知らない事に気付いた。
食べ物は何が好き?
どんな服が好き?
音楽は何を聞くの?
嫌いなものは何?
怖いものは?
彼女と少しずつ
同じ時間を過ごして、
出掛けるようになって、
彼女を知っていく。